NAPA DAV309

　ただのＣＤプレーヤじゃない！

　一見、何の変哲もないＣＤプレーヤ。　実はこのデバイスで、CD-Rに焼いたＭＰ３を聴くことができるのだ。
　以前に紹介したmpman F30では、内蔵メモリが６４ＭＢだった。標準的なＭＰ３だと、だいたいアルバムＣＤ１枚分（実際はちょっと少ない）なのである。

　そしてこのDAV309。　CD-Rに焼けるのだから、およそ６５０ＭＢもの大容量なのである。　単純計算で、ＣＤ１０枚分である！　どうだ、まいったか！

　中を開けてみても、やっぱりＣＤプレーヤにしか見えない。

　しかし、実はこのプレーヤ、もう一つすごい機能を持っている。

　なんと、Video CDが見れるのである。最近はＤＶＤに取って代わられてしまったが、Video CDでは通常のＣＤに、MPEG1という形式で映像を保存している。
　ついでの知識だが、ＭＰ３とはMPEG 1 Layer-3の略で、Video CDの音声トラックに使われていたフォーマットなのである。

　さて、次は『欠点』を見てみよう。
　まずは音質だ。　感じとしてはmpman F30に少しノイズが入った感じ。　フィルタを通せば消えそうな、いかにもノイズっぽいノイズが入る。
　もっとも、都会の喧噪の中でこれを気にするのは難しいかもしれない。

　次にバッテリー。　こちらはリチウムイオン電池が付属するのだが、これが特殊形状だ。　充電を繰り返すうちにヘタッても、代替品を探すのは難しいだろう。　また、８時間という長時間充電のくせに、3.5時間程度しか駆動できないのもイタイ。

本日の発掘………失敗

2003/06/08：こっそり追記

　結局、Video CDを一度も見ることなく（＝手にすることなく）、部屋の隅に眠っている…。(^^;